日商簿記2級簡単といわれるネット試験に3回落ちてやっと合格した体験記

簿記2級得点




日商簿記2級にかけた月日は約2年。

独学で勉強して2023年にネット試験の受験を開始するも受けた回数合計4回。

受かるまで勉強しなければならないストレスや1回あたり5,270円の試験料を払いうむなしさ…

そして「もう受けたくない。けどここまで勉強したのに…悔しい。」で

なんとか勉強をつづけたわたしの体験記を共有します。

簿記2級ネット試験4回分の結果

1回目:50点【第1問:12点 第2問:10点 第3問:14点 第4問:14点 第5問:0点】

2回目:60点【第1問:12点 第2問:12点 第3問:20点 第4問:16点 第5問:0点】

3回目:61点【第1問:4点 第2問:14点 第3問:14点 第4問:20点 第5問:9点】

4回目:78点【第1問:8点 第2問:16点 第3問:20点 第4問:28点 第5問:6点】

試験結果全体を通してわかること

①仕訳が苦手です。

1・2回目の試験:パブロフの問題集をが解ければ全部回答できたかもしれない…
3・4回目の試験:パブロフの問題集だけでは足りないかも…難易度上がった?という感想

②特に第5問の工業簿記が苦手で4度の受験に渡って出題されたのはこんな問題

1回目:変動費や損益分岐点を答えさせる問題
2回目:シュラッター図が必要な問題
3回目:標準原価計算問題
4回目:直接原価と全部原価計算問題

学習に使ったテキストと問題集

テキストと問題集は、2021年度版(だいぶ前に購入)パブロフ流でみんな合格日商簿記2級です。

第3回目のテストが終わった時に追加で

日商簿記2級まるっと完全予想問題集TAC簿記検定講座2023年度版を購入しています。

そして、テキストは最新のものを選びましょう!

なぜなら出題範囲が変わっていることがあるから…要注意です!

2021年度版パブロフ流でみんな合格日商簿記2級(商業・工業)テキスト&問題集、
2021年度版パブロフ流でみんな合格日商簿記2級(商業・工業)総仕上げ問題集
を選んだ理由と反省点

パブロフ君が4コマで解説してくれているので、
簿記2級のハードルを下げてくれているような気がしました。

よせだ先生の動画解説もあったので動画を見たらわかるかな~とこのテキストを選択しました。

ただ2021年度版のパブロフの総仕上げ問題集で感じたことは
ネット試験で出題されるような基礎問題の量が少ないということです。

日商簿記2級まるっと完全予想問題集TAC簿記検定講座2023年度版

ペーパー12回分の問題とネット試験用の問題が10回と合計22回分あって問題量が多かったことが決め手。

ただ、解説が少しシンプル過ぎて理解するのに苦労した部分もありました。

テキストの選定について

テキストがパブロフで問題集がTACというのもあまりよくはなかったかも…

TACの問題集を解いて復習するべきテキストのページがあってもTACのテキストがないので
TACで統一したほうがよかったかもしれないな、と後から思いました。

簿記2級ネット試験4回目の試験に向けた対策

①仕訳について

第3回目で仕訳が1問正解なんてことになってしまったので、間違えた仕訳は全問毎日解きました。

パブロフの問題集のチャプターが11回分あり、
そのうち17問解けたり解けなかったりする問題を毎日17問繰り返し解きました。

②第5問の工業簿記

パブロフの問題集だけでは問題を解く量が不足していると感じ、予想問題集を購入。

予想問題集の第4問と第5問だけを時間をかけてすべて解きました。

解いていくと同じような問題だとわかりコツが掴めるようになって点数が上がっていきました。

TACの問題集(ペーパーテスト分)の点数12点満点中👇

第1回:6点 第2回:0点 第3回:0点 第4回:4点 第5回:8点 第6回:10点

第7回:8点 第8回:6点 第9回:10点 第10回:10点 第11回:10点 第12回:-

ネット試験の点数を記録した用紙を廃棄してしまったので記録がないのですが、
確か60~100%の得点だったと思います。

私見ですが、ネット試験での合格を狙う方は工業簿記はパブロフの問題集より
日商簿記2級まるっと完全予想問題集TAC簿記検定講座2023年度版を解いて慣れた方が
基礎が固められると思います。

パブロフの応用問題ほどの問題はネット試験には出てこなかったように思います。

合格したけど仕訳対策不十分

しかし4回目の第一問で分かる通り、まだまだ問題を解く量が足りなかったと思います。

まるっと完全予想問題集TAC簿記検定講座の仕訳もパブロフの問題集同様に学習すれば少しましだったかもしれません。

ちなみにTAC問題集で第一問は平均して12点は取れていました。

本番は時間を気にする上、日本語が難しく問題文も長いので第2問~第5問に自信がなければ
仕訳対策に時間を費やすべきです。

パブロフの仕訳対策アプリ

パブロフにはhttps://pboki.com/で紹介されているようにスマホアプリがあり、

仕訳の対策ができるようになっています。

無料のアプリもあれば、
パブロフの有料版”パブロフ簿記2級商業簿記”800円(2023年7月4日現在)もあります!

私は無料のアプリを勉強開始した当時使用していました。

無料のアプリより難しい仕訳問題が試験では出るので有料版を試す価値はあると思います。

ほかにも仕訳対策でよく紹介されているのがコチラ👇

ほかに利用した無料のサイト

ネットスクール株式会社が運営しているサイトに無料体験プログラムがあって、

2級の問題を解いたらなんと似通った問題が2回目の受験のときに出されていました!!

https://nsboki-cbt.net-school.co.jp/

こちらも試す価値ありで、解説は動画付きでわかりやすいです!!

問題集で何点とれていれば本番合格できるのだろう…

本番は70点で合格。

問題集(ネット用)では、10回分行いましたが商業が50%~60%の得点率で、
工業が24点~40点でした。(記憶です)

やはりいろいろな方が言うように工業簿記で得点を稼ぐことが合格への一歩でした!

私のように仕訳が苦手な方は第2・第3で部分点を狙っていくことをお勧めします。

とくに第2問・第3問は問題集にでてくるようなひねった問題はなかったです。

例えば決算整理前残高試算表を見て貸借対照表を完成させる問題で
「固定資産の減価償却で毎月見積もり金額を計上してきて、決算月にも同様の処理を行う」という
問題はありませんでした。

この第3問でも仕訳を回答して計算ミスをしなければ、ある程度得点ができるようになるはずです。

だいたい同じようなパターンの出題だったと思います。

まずは問題集を繰り返し、仕訳が正しくきれるように特訓です!!

4回目の簿記2級受験へのメンタル…

工業簿記の実力テスト&商業簿記に不安を残しながらの受験でした。

当然5回目を受験するつもりで4回目を受験していました。

今までの受験と違ったのは、明らかに工業簿記に自信を持っていたことです。

それが”合格”の文字がPC画面に現れた所以だと思います。

何度も不合格でつらい方

問題との相性もあります。

馬鹿だから・記憶力が悪いからとか責めないでください((+_+))

つらいですが、合格するには試験を受け続けなければなりません。

わかっていてもそれはとてつもなくストレスでした。

わたしは3回目の受験から4回目まで約2か月あきました。

その間は1週間勉強をしないでネットフリックスを見たり買い物に行ったり…

ただ土日のどちらかは量も時間も少ないけれど集中して商業簿記を特訓しました。

私の苦手な分野であった商業簿記の得点ができるようになったら受験しよう

と思っていたので2か月空いてしまいました。

取得期限がないなら少しペースをおとして勉強してみるのも悪くないと思います。

合格されることを願っています☆